令和2年「賀詞交換会」を開催しました。

2020年1月24日(金)、会場のアーバンホテルに会員事業所から46名の参加者とご来賓の方4名をお迎えし賀詞交換会を開催しました。

開会にあたり篠原恵美会長よりご挨拶
「みなさん新年あけましておめでとうございます。ご来賓の方々には大変お忙しい中ご出席賜り、お礼申し上げます。今年は東京で2回目のオリンピック・パラリンピックが開催され、日本にとっては節目の年であり、子年は十二支の始まりでもあることから、新しいサイクルに入る年と捉えています。最近は“一年の計は元旦にあり”とあまり言われなくなりましたが、新しいことを始めてみようという気持ちになる方も多いのではないでしょうか。
年末には1年の振り返って漢字に表すということがよく話題になりますが、私にとって昨年は『迷』ということが浮かぶ年になりました。人手不足から海老名に2つあった事業所を1つにしたり、待機児童ゼロという流れから事業所内にあった保育施設を閉鎖するに至りました。以前は“十年一昔”とよく言われましたが、最近は2〜3年で状況が大きく変わってしまうように思います。この厳しい状況の中、連絡協議会でも変化に対応するための情報を共有しアイデアを出し合って日々共に成長し、地域の福祉を高めていけたらと考えています。
最後に『子年』を植物に例えると、成長に向けて膨らみ始め未来の可能性をを感じさせる年と言われています。みなさまのご健勝とご多幸を祈念させて頂き、ご挨拶に代えさせていただきます。」とご挨拶がありました。
  
厚木市副市長 松本徳彦様のご挨拶
小林市長にご案内をいただきましたが、所用により出席が叶わないため代わりにご挨拶させていただきます。篠原会長様をはじめ、事業所連絡協議会のみなさまには保険福祉行政や市政全般にご支援ご協力をいただき、改めて感謝を申し上げます。会長のお話にあったように世の中の変化は早く、“AIを部長と呼ぶ時代がくる”というような川柳が詠まれるような時勢ですが、いつまでも変わらないのは「人の力」や「人の絆」だと思います。
若いと言われてきた厚木市でも65歳以上の人口が25%を超えました。5年後の2025年には団塊の世代が75歳をを迎えます。私の所管している市民健康部では“元気な人をつくる”ことを仕事にしていますが、それだけでは成り立たないので、困った時にはみなさんにお世話になることが必要となります。厚木市の目指す「地域包括ケア社会=誰もが住み慣れた地域で自分らしい生活を人生の最後まで続けることができる社会」の実現には、みなさんのご支援が無ければ成り立たないと考えています。
今年、小林市長は市政運営の上に「大輪」という言葉を掲げました。東京オリンピック・パラリンピック競技大会の五輪の「輪」や、市民一人一人の幸せの「輪」を大きく繋げていくという意味を込めた「大輪」ということでした。また、市職員の仕事始め式の時には「自己満足ではなく、市民が本当に喜んでくれるという成果をもって、評価をされるように」という激励の言葉が有りました。言葉どおり評価の見える施策を進めてまいりたいと思います。
本日お集まりの皆様のご健勝ご多幸をお祈り申し上げ、ご挨拶に代えさせていただきます。今年もよろしくお願いいたします。

来賓の方ご紹介と乾杯
お忙しい中ご臨席いただいた厚木市役所福祉部 安藤部長を司会からご紹介をさせていただきました。
介護支援センターなごみの松尾顧問から「市内に介護事業所が増えていく中でも、この介護連協のように地元密着でご利用者の皆さんに『やはり違うな』と思っていただけるようなサービスを提供していけば、怖いものはありません」とお話しがあり、「おめでとうございます」の掛け声で乾杯しました。引き続き、円卓を囲み会食と楽しい歓談の時間が始まりました。
  
  
  
  
  
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神奈川工科大学三枝亮准教授から「介護ロボット開発」などのお話
今年歳男だという神奈川工科大学の小川喜道教授(本会顧問)から「AI」がご専門で厚生労働省の介護ロボット開発メンバーでもある、三枝亮准教授をご紹介いただきました。
三枝亮准教授はロボット工学や人間工学について研究され、民間で介護施設の「見守りロボット」開発に関わられました。その交渉の中で厚生労働省との関わりができ、現在では介護ロボットの技術開発について提言する立場をされているそうです。技術の導入でそれまでわからなかったことを見える化することで、職員の意識が変わったり、歩行困難を技術でサポートする歩行器を導入することで自分でトイレに行かれるよう自立支援できるようになることなどの事例紹介がありました。まとめとして「人に頼りすぎず直に任せすぎないという柔軟なバランス感覚が重要だと考えています」ということでした。
  
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希望者による1分間スピーチ
はじめに帝人住宅医療株式会社 望星台看護ステーション厚木の槽山大さんからご挨拶がありました。「私たちのオフィスはこのホテルのすぐ近くに有りますので、お近くにお越しの際は気軽にお立ち寄りください。また、私たちは2001年から訪問看護をしておりますがまだまだ知られていないのと、3月からスタッフを入れてリハビリについても強化していきますので、ご利用の際はよろしくお願いいたします」とご挨拶がありました。

続いて、藤成(ふじしげ)デザイン相談室の藤原成理さんから「昨年の夏に独立して、個人で印刷やデザインを提供しています。それ以外のことでもお困りのことがあれば気軽にご相談ください。この賀詞交換会のレポートは写真とともに介護連協のホームページにアップしますので、楽しみにしていてください」とお話がありました。

まごの手介護サービスの戸部彰人さんからは「私たちは2000年設立で20年経ちました。“かゆいところに手が届く”という意味で、利用者さんの望みを叶えていけるように、日々業務に取り組んでいます。みなさんとの連携も大切ですので、何かあればお声がけください」というお話でした。

セキト介護ステーションの関原敏文さんからは「災害が起こるとおむつの供給が止まってしまうことが考えられます。ぜひ買い置きをお奨めします」ということでした。
  
  
グループホーム花物語あつぎ中央の松浦昭雄さんからは「今一番困っているのは人材不足で、若い人にアピールすることが必要と思っています。大学生などの若いアルバイトさんに対してもお金だけではなく共感能力の大切さを伝えることで、アピールしていきたいと考えています」と抱負をお話しいただきました。

株式会社ふたばらいふの管理者をされている廼島阿矢子さんからは「訪問看護は敷居が高いように思われがちですが、早めに訪問看護が入ることでお家での生活が安定したりすると考えています。私は敷居が高くないので気軽に声をかけてください」とご挨拶が有りました。
同じく代表の森義信さんからは「民間救急は救急車と同じようなことができるのがうちの会社です。逆に救急車にはできない観光などにも対応できるので、利用者さんのニーズに合わせて希望を叶えていきたいと思っています。事業所での講習も行っていますので、今年もよろしくお願いいたします」とご挨拶がありました。

恒例の「ジャンケン大会」
全員が配られた100円玉を手に、近くの人とジャンケンして勝った人が負けた人の100円を受け取るという毎年恒例のゲームで、続けて勝った人どおしで繰り返しおこなっていき、最終的に残った一人が賞金を総取りすることになります。最後に残ったのはひかりデイサービスの齋藤誠さんとコミュニティーハウスあゆらすの金子孝一さんで、決勝でジャンケンに勝った金子さんが賞金を総取りとなりました。金子さんは「IRができるまでとっておいて、IRができたら投資したい」とコメントしていました。
  

研修会「介護職員のためのメンタルヘルストレーニング」のご案内
研修部の渡辺崇裕さんから、3月11日(水)18:30〜に文化会館で「介護職員のためのメンタルヘルストレーニング」のご案内がありました。後日通知する要項のアンケートの質問に記入していただくと、先生から回答していただけるので、ぜひご記入くださいということでした。

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閉会のご挨拶
最後にコミュニティーハウスあゆらすの金子孝一副会長からご挨拶が有りました。「今年は東京オリンピックが開催され、明るくなればと良いなと思っていましたが、年始からゴーンとイランというショッキングな話題に始まりました。また、オリンピックの後は景気が落ち込むという情報もあります。なんとなく大きな変化がありそうな感じもありますが、私たちの仕事は世の中の変化に対応力をつけてどのように人と関わっていくかが重要だと考えています。変化への対応を合言葉として、みなさんと一緒に協力してこの会を盛り上げて、人との関わり方を磨いていきたいと考えています。今年もよろしくお願いいたします」とお話を締めくくりました。